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占い師さん 不動のイメージ
街でときどき見かける占い師さん。
昔は竹の棒をシャリシャリやって占う筮竹の占い師さんがいたけど・・
今は手相やタロットで占う占い師さんが多くなってきました。
街の風景って何度も見ていると見慣れてきて・・
いつもそこにあるはずのものが無いと少し違和感っていうか
物足りなさ、そこからくる漠然とした不安感を感じます。
いつもあの角に座っている占い師さん・・
今日はいないみたいだけど風邪でもひいたのかな?
それともお客さんが少ないからどこかに場所を変えたのかな・
などといろんな想像をしてしまいます。
でも次の日、やっぱりいつもと同じ場所に同じように座ってる
占い師さんを見つけると・・
なんとも言えない、「居るべきところにおられる風景の一部」として
安堵感が湧いてきます。
占い師さんは人が占いたいと思った時にいつもそこに居るっていうのが当然のことのように私たちの心にインプットされています。
普段、風景の一部として意識していない占い師さんが、時折存在感を増すのは
そこに居るべきはずの人がいないという欠落感・・
そして、いつもいてはるという不動のイメージがあるためでしょう。
今日も誰かの悩みのためにジッと街中をゆく人を眺めつつ
そこに座っている占い師さんに一度声をかけて占ってみてもらいませんか?